地球温暖化、ダイオキシン、外来種問題、自然保護の4つのテーマについて論理的に考察し、環境問題についてのウソを暴く本だ。地球温暖化、自然保護については私も以前からその信憑性には疑問を抱いていたが、この本でその疑問が解決し、やはり作られた問題であることがわかった。非常に有意義な本である。
地球温暖化は本当なのだろうか、確かに気温は上昇しているがそれは都市部限定で地方では温度は変化していない。北極の氷が溶けても水面上昇しない、これは高校で物理を習ったなら誰でもわかるのに、テレビなどでは氷が溶けると海面上昇するなどという妄言があふれている。CO2は温暖化にはほとんど無関係である。私は生まれていないが、1970年代には地球がどんどん冷たくなるという説が一般的だったとも。今では信じられない。
ダイオキシン、外来種についてはナルホド。ダイオキシンなんて全てはテレビ朝日の陰謀としか思えない。いまの関西テレビの処分なら、テレビ朝日は廃業になってもおかしくはない。それほどこの問題はひどい問題だ。まさしく利権にはびこるハイエナ共といったところ。それにしても、この危機を煽って金儲けという商売魂には呆れるばかりだ。外来種もブラックバスのせいで〜という話はよく聞いていたが、なるほど、歴史を顧みれば日本には外来種だらけだと。しかもいろいろと品種改良をしより日本に適したものにすればいいだけであり、日本にはその技術がある。ブラックバスも品種改良しておいしく食べれるようになればいいのにね。
自然保護。これも本当に疑問だった。地球を護ろうなんていうキャッチフレーズには反吐が出るほど。だって地球を護るんじゃなくて自分の生活環境を護っているだけじゃんと、中学生頃には思っていたほどのヒネクレた性格だった。まさしく私と同じ考えを持つ作者は私の考えの一歩先を進んでいて、天然記念物、原生林保護などにも反対している。確かに、一匹も捕らせないではなく、繁殖、増殖をさせて一部を国民に還元することで、絶滅種などの対策にもなるし、密猟も減るという主張だ。自然など弱肉強食の世界だし、乱獲しなければ自然に種が増える。なるほど、と私の考えの一歩先を行くだけあり非常に機知に富んでいる。
とにかく私の中の環境問題に対するイメージを一新してくれた本であることには間違いない。オススメ。
池田 清彦
筑摩書房 (2006/02)
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科学論を武器に、時勢に抗する著者の論述

たしかに

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