読書レビュー。週に1〜3冊は読書をしていて、ストーリーやら感想などを忘れないうちに書いておこう。
数十年後も続けていますように・・・(毎週火曜日更新予定ですが本を読み終わったら書き込みます)
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

【2007.08.23 Thursday 】 author : スポンサードリンク
| - | - | - |
関岡英之 - 拒否できない日本 (2004)
このタイトルは秀逸です。

年次改革要望書と呼ばれるアメリカ政府が日本に叩きつける脅しであります。阪神大震災があっても建築業界の構造改革を迫り、地震に弱くするようにアメリカ政府が恐喝。ほんとにヤクザだ。しかし、それをのんだ日本政府のなんと売国奴なことか。あれだけの大多数の国民が死傷してしまった上にさらにその犠牲者をいたぶることをするとは地獄に堕ちるべきである。

2005年12月7日に発表された2005年度の年次改革要望書を読んでみた。

独立した規制:規制機能を省庁の管轄から独立した機関へ移行し、NTT 株の政府保有要件を廃止する。

2005年の9月に法で保有が義務付けられている全株式の3分の1(520万株/33.7%)を超える分が売却され、政府の NTT 株売却が終了した。しかし、この文書ではその33%も手放せと言っている。どこの米国会社がこのNTT株を横からかっさらっていくのだろうか。恐ろしいです。

I-A-2. 日本政府が特定数のNTT 株を保有する要件、外国資本によるNTT 株式の保有あるいは経営参加への制限等の要件を廃止する。

うわー、自分で言ってるよ。外国資本がNTTを乗っ取る!!やばいです。

III-A-3. 携帯電話事業分野におけるNTT ドコモの支配的立場を分析すると同時に全携帯電話事業者が下位市場において携帯着信料金に対してどの程度の寡占的市場力を発揮しているのか分析する。

ドコモも狙われてます。

確定拠出年金:非課税拠出限度額の引き上げ、被雇用者拠出を認めること、制限付きで積立金へ早期のアクセスの提供などの手段を通じて個人型と企業型確定拠出年金プログラムの利用拡大を促進させる。

日本の年金をアメリカの保険会社や外資が狙ってるんですね。

構造改革特別区域(特区):引き続き透明性、市場参入、成功した規制撤廃措置を迅速に全国へ拡大することに重点を置く。特区に関する重要な情報を英語で公表することを通じて外国企業の参加を奨励する。

結局構造改革ってアメリカの言い出したことじゃん。別に小泉はなんにもしてない。しかも英語で公表することを義務づけるのかよ!!内政干渉以外の何者でもない。FUCK!

空港着陸料の改革:使用料設定に関して透明性を確保し、使用料を引き下げる。

あ、これ賛成。日本は高杉。


などなど、興味或る方はWikiPedia等で調べてみては。

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる
拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる関岡 英之

おすすめ平均
stars大いなる警鐘!要熟読玩味熟考慎重行動。
stars日本人はよく考えた方がよいかも
stars日本、これからどうなるの?
starsこの本はベストセラーになるだろう。なって欲しい。
stars凄い本だ。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

【2006.05.17 Wednesday 01:13】 author : bookvader
| 政治経済 | comments(0) | trackbacks(4) |
石原慎太郎 - 国家なる幻影 (1999)
国家なる幻影〈上〉―わが政治への反回想
4167128047石原 慎太郎 文芸春秋 2001-10売り上げランキング : 168,851おすすめ平均starstar健全なナショナリズムよstar危機感を感ずるリアル・ホラーstar政治と社会の関係をまじめに考えたいなら!Amazonで詳しく見る by G-Tools



石原慎太郎が政治家になってから国会議員を辞めるまでの25年間を自らの手で語った670ページにも及ぶ一大巨編である。

私にとって新鮮なエピソードだったのが沖縄の嘉手納基地に核弾頭があったこと。日本には核兵器はないと思っていたのだがやっぱり米軍基地には手が出せない訳ね。そしてそれはやっぱり近隣諸国も知っているだろうし、だから日本には迂闊には手が出せないってこった。やっぱり日本はアメリカの核の下にあるわけか・・・

あと、恐喝まがいの手で国会議員をやりこめたり、一芝居を打つところは演出家としての才能が溢れている。それを考えると政治家には演劇の演出家、とか脚本家を選ぶ、はたまた監督なんていて全てをコントロール。政治家役として誰か俳優を立候補させてそれを数年間に及ぶドキュメンタリーを撮るってのはどうだろうか!!渡辺謙、真田広幸、役所広司、はたまた木村拓哉はどうだろうか、「ちょ、待てよ、おい、ちょ!」と言いながら審議を進めていく・・・

1976年には44歳の若さで環境大臣。ちょうど水俣病の時期だったので大変な苦労をされたようです。この辺りはまだ私が生まれてもいないのでまだまだ勉強不足ですが。

1987年には55歳で運輸大臣。瀬戸大橋の開通時のエピソードがおもしろい。橋の色が風景を損なわなくて良いと、公団関係者に漏らしたところ、色は景観を損なわないようにしなければいけないという付帯条件があったために東山魁夷が選定した。その付帯条件は11年前に自身が環境大臣時代に通達させたものだった・・・



やはり政治家として素晴らしい素質を持っている。一貫した姿勢と理念があるために筋が通っているのだ。外交姿勢にしろ、役人に対する姿勢にしろ妥協をせずにやりとげるところが男である。

ヘタレ小泉ではなく、石原慎太郎が総理大臣になってくれんかね。

【2005.09.05 Monday 02:46】 author : bookvader
| 政治経済 | comments(0) | trackbacks(3) |
和田秀樹 - 私の愛国教育論 (2005)


愛国論と聞いてドキリとしないだろうか。
大切なことなんだけどマスコミでは愛国については全くと言っていいほど情報が流されていない。右翼からすれば愛国は当然であり、反論するものは左翼だと罵り、左翼からすれば愛国という言葉を出したとたんに右翼というレッテルを貼る。

そんな現在の状況に対して著者が論ずるのはただ一点。
教育制度を充実させろ

これに尽きる。

かの一万円札の肖像でもある福沢諭吉の言葉を思い出す。

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。
(中略)
されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。

 その次第甚だ明らかなり。実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は、学ぷと学ばざるとによって出来るものなり。


要するにわかりやすく言うと、人間は平等ではあるが、天才もいれば馬鹿もいる。貧乏人もいれば金持ちもいる。その違いは何かというと学問をしているかということに尽きる。人間は学ばなければ知恵がない。知恵がない人間は愚人だ。

福沢諭吉がこのようなことをわざわざ本で強調したということは、きっと現在のような世の中だったのであろう。日本人の学力低下が叫ばれて久しい。漸く文部科学省も自分たちのゆとり教育の過ちを認めた。

勉強しないからマスコミの情報を鵜呑みにしてしまう。マスコミが言っていることが全て正しいわけではない。自分で考えることが大事だ。多少勉強すればわかるようなことも、自分が知らないが故に盲信してしまう。恐ろしいことだ。俺が独裁者になったら洗脳なんて容易いだろう。洗脳っていうのは自分が洗脳されていることに気がつかないことを言うのだから。それはすなわち現在の日本人の大半が洗脳されていることが気づいていないように・・・

騙されないために勉強をするのか、人を陥れるために勉強をするのか。どちらでも構わない。無知であることよりは死ぬほどマシだから。
【2005.02.28 Monday 01:05】 author : bookvader
| 政治経済 | comments(0) | trackbacks(1) |
橘玲 - マネーロンダリング (2002)



香港在住もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。「5億円を日本から海外に送金し、損金として処理して欲しい」彼女の要求は、脱税の指南だった。4ヵ月後、麗子は消えた。5億ではなく50億の金とともに。すぐに工藤は東京へ。麗子と50億の金はどこへ?マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説!


何が一番おどろいたかというと、元大阪国税局総務課長の玉木雄一郎が解説をしているところです。その国税局総務課長が太鼓判を押すほど専門知識には間違いがなく、脱税、株式などの手法に関して著者が精通していることをうかがわせます。

ノンフィクション小説なのですが、実際に行っているオフショア投資に関するスキームはリアリティがあり(スケールが大きすぎてついていけない面もありますが)、法律の隙間をついたものであることがわかります。

この本の中で工藤が幾つか解説しているスキームはきっと膨大なお金がとれるコンサルタントなんだろうなと思ってしまいました。私のような安月給のサラリーマンではあまり問題とは感じませんが、数千万単位になってくると、やはりなんとか節税したいものです。その具体的な節税(脱税?)方法が事細かに書かれています。物語の中でも銀行役員やコンサルタントが工藤の説明に顔を青くしているシーンがありました。この物語の内容を実践すれば50億も夢ではないかも知れません。しかし、またそれを実践する気にはさせてくれない結末となっています。

それにしても著者は香港について詳しいですね。
さらに金融界の全てを知っているかのような知識を持ち合わせています。
ここまでの知識を身に付けるにはどうしたらいいのでしょうか。
普通の本にはかいてあるのでしょうか。うむむ。
勉強あるのみです。
【2004.11.09 Tuesday 23:02】 author : bookvader
| 政治経済 | comments(3) | trackbacks(2) |
池上 彰 - ニュースなんでも探偵団 (1999)


こどもニュースのお父さん役といえばわかるかな。

この本の要旨は「こどもが納得するような説明をするためには、
自分が本質を理解していないといけない。」

他人に何かを説明するのには自分がちゃんと分かってないといけないけど、相手が子供ならば尚更。予想外の突っ込みが入ることは間違いなし。

「子供にはわかりっこない、と思ってはいけない。」
そりゃそうだね。大人でもわかりっこないことも多いんだし、子供にはわかりっこない、と思っている人は大人にも説明できないかも。

大人でも「え、知らなかった」なことが多いです。
例えば、海峡(channel)と水道(street)の違いとか、
代議士は衆議院のみを指すこととかね。

新聞とか雑誌では担当の記者が「わかるっしょ」と記者の常識で記事を書く傾向があるらしいので一般大衆には伝わりにくいそうだ。

うむ、私もこれからはレビューを書くときは子供に対してわかるように書いてみよう。次から文章のスタイルが変わるはずです。

常に変化を。
【2004.08.24 Tuesday 22:05】 author : bookvader
| 政治経済 | comments(0) | trackbacks(0) |