読書レビュー。週に1〜3冊は読書をしていて、ストーリーやら感想などを忘れないうちに書いておこう。
数十年後も続けていますように・・・(毎週火曜日更新予定ですが本を読み終わったら書き込みます)
 
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【2007.08.23 Thursday 】 author : スポンサードリンク
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赤塚不二夫 - これでいいのだ (2000)
タモリ、柳美里、立川談志、北野武、ダニエル・カール、荒木経惟、松本人志との対談集です。

明らかに柳美里だけ浮いている。しかし、この対談は凄い。赤塚不二夫とまともにやり合っているのは立川談志のみ。酒を飲みながらグダグダとあることないことをしゃべり倒す。

タモリを発掘したのが赤塚不二夫なんていうのは知らなかった。そしてタモリの若い頃の無茶苦茶な話も楽しく読めた。即興で何でもできちゃうとか、一度見たものはすぐに吸収しちゃうとかはタモリの才能だ。今はタモリが一番輝いているのはタモリ倶楽部のみだが・・・

ダニエルカールに対しては「おまえらアメ公に負けたのが悔しい」なんて本音トーク。いいねぇ、こういった本音が聞きたかったよ。

普段のテレビとは全く違った面を見せてくれるのがこの本の面白いところです。昭和中期の日本を知らないあなたにお勧めの一冊です。

これでいいのだ。―赤塚不二夫対談集
赤塚 不二夫
メディアファクトリー (2000/01)
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おすすめ度の平均: 4.5
4 うーむ。そうか。それでいいのか。
5 花のように

【2006.06.16 Friday 01:34】 author : bookvader
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橘玲 - 不道徳教育 (2006)
いやー、痛快。
「擁護できないものを擁護する」というタイトルの元に悪役な職業をこれでもかとかばいまくる。実際に読み進めていくと納得してしまうところが多い。まぁでも何だかなぁな箇所は多々ある。翻訳の橘玲が美味い具合に現代の言葉に置き換えてくれるので非常にわかりやすく読めるのだ。

天の邪鬼なあなたにぴったりの一冊です。

不道徳教育
不道徳教育ブロック.W 橘 玲


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【2006.05.15 Monday 00:25】 author : bookvader
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深見填 - こどものためのドラッグ大全 (2005)
こどものためのドラッグ大全
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理論社 2005-04
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おすすめ平均star
star子供のためというよりは
star大人にも効能あり!
starすげー!

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刺激的なタイトルとサイケデリックな絵。表紙を見ただけで結構やばめの本であることがわかります。作者の深見填(ふかみしん)はこれが作家デビュー。どんな内容かはまず目次を見てください。

第1章ドラッグって何だろう?
第2章さまざまなドラッグ
第3章ドラッグのやめかた


前書きに書いてあるように作者のスタンスはドラッグ推進派とダメ絶対派のどちらにも組することなく客観的にドラッグの利点、欠点を書き記しています。「こどものため」と銘打っていますが大人でも十分にたしなめる本です。

果たして我々はドラッグについてどれだけの知識があるのでしょうか。「コーヒー」「タバコ」「アルコール」がドラッグであると認識している人がどれだけいますか。これらのものが違法であった時代があった、また重罰に科せられた時代があったこと。そうなんですよ、いま飲んでいるコーヒーは昔ドラッグとして法律で禁止されていた国や時代があったのです。

性教育と同様にドラッグに対する教育というのもまた必然。どういったドラッグがあってどんな影響を人間に及ぼすのかを理解するのは大事でございます。
【2005.09.29 Thursday 01:43】 author : bookvader
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日野原重明/湯川れい子 - 音楽力(2004)


医師の日野原重明と音楽評論家の湯川れい子が音楽について語った対談集です。

「同質の原理」というう言葉があります。
「同質の原理」は肉体的、生理的、社会的な条件によって、また世代の違いとして表れることがあります。例えば鬱病の人に元気な音楽を聞かせても余計鬱になるというもので、もっと陰鬱な音楽を聞かせても「リズム」があるのでそれが心臓や脳に働きかけて定常性を活性化させ、「少しだけ元気になる素」になります。


確かに鬱の時はずぶずぶとした鬱ミュージックを聴きたくなるものです。

子供に言ってはいけない三大禁句は「がんばれ」「だめ」「早く」です。これ以上がんばれない人に対してがんばれと言われればさらに落ち込んでしまいます。ここでも「同質の原理」が働くことになります。逆に不登校や家庭内暴力の子供にセラピーミュージックを聞かせても反感を買うことになります。要するに人にあった音楽が必要というわけです。


そうです。昔の不良は矢沢永吉を、今の若者はパンクを聴くことで癒しを得ていたのでしょう。

大事なことは「想像力を持つこと」「歌を歌うこと」「微笑むこと」の三つです。その原点に戻っていくことが景気回復よりも大切ではないかと言っています。なので音楽は癒しとか療法とかいう以前に人間として人と共生するための手段として位置づけられるべきだ。


 これには私も大賛成。私が癒されるのは所謂ヒーリングミュージックではなくノイズなのです。「同質の原理」から行くと私もノイズに位置づけられるのでしょうか・・・

生身の体をぶつけての遊びを体験しないと、人は、他人の痛みが分かったり、社会で起きていることと自分との関連付けて考えたりする能力を育てることが出来ません。


 これも大賛成。結局は自分で痛い目にあわないとだめ、とか成功体験が大事とかいうことになるのでしょう。

興味深いエピソードとしてこういった話があります。
3+5もわからない痴呆の患者が母校である第三高等学校の寮歌を16番まで歌えるのです。痴呆だからといって、全てが痴呆というわけではないのです。英語の先生だった脳卒中の患者は日本語で聞くよりも英語で質問したほうが言葉が返ってきます。子供のときの記憶に残っている音楽はより一層強いものとなります。80歳過ぎの患者が脳梗塞で言葉が出なくなったときも、幼稚園時代の歌を歌うことで言葉とメロディが出てきたのです。


音楽って凄いなぁと思えるエピソードが日野原先生の暖かい言葉に乗せて伝わってきます。興味深いストーリーが聞けてよかったです。
【2004.12.28 Tuesday 20:56】 author : bookvader
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石原慎太郎 - わが人生の時の人々 (2002)



シリーズ3弾です。

前作までとは違い、30〜50ページを使いデビューから芸能界、政治、財政、スポーツなど各界で著者と交流のあった人々のエピソードを綴ったエッセイです。時の時、時の会話で出てきたエピソードの詳しい話も載っています。

何分昔の話なので、いまいち名前にピンとこないです。
ですので、知っている人に印象が残ります。

ミスターこと巨人の長島が現役時代のころ川上監督から干されていたときのこと、著者が長島に出会い、「がんばれよ、あの川上というやつは偽善者だからな」と言ったところ長島も「その通りです、あのひとは本当に偽善者ですよ」と顔を輝かせて話していたらしいです。

さらに金田正一にも400勝上げたらプロを辞めろと言い、テニスに転向しろとも助言しています。金田が何故俺に厳しいのだと著者に問いかけますが、その答えは「それはあんたが金田正一だからだ」
キザですね〜、でもかっこいいです。

あとはオートバイ・レーサー片山敬済の話も印象的。
鈴鹿サーキットでのレースのとき、最初のコーナーで音楽を聞いたという。
それはなんとも言えぬ美しく楽しいものだったらしい。時速200キロを超えていても音楽は優雅な旋律で聞こえていたという。
その後も激しいレースの際にはその音楽が聞こえ、優勝してきた。当時最高のライダーだったケニー・ロバーツもその音楽が聞こえているという。

ああ、ぜひとも聞いてみたい。
人間の限界を超えたところにある何かを探しに・・・
【2004.10.20 Wednesday 01:45】 author : bookvader
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石原 慎太郎 - わが人生の時の会話


「時の時」に続く慎太郎の不思議体験談です。
ほんの十数ページの短編というか体験がいくつも綴られているのですが、
やはりぐいぐいと引き込まれてしまう。ホント、文章がうまい。

「鳥人の遺言」で出てくる源田実氏の人には言えない話は
どうやら皇位継承権がある皇族を九州に匿おうとしたらしいです。
http://www.linkclub.or.jp/~amana/8/zatsuroku29.html
http://home.h08.itscom.net/yokaren/yokaren/kiroku/hiwa.html

熱海では幽霊を目撃してるし。

 ニクソンが1960年の大統領選挙でケネディに敗れています。
一般的には大統領選挙前のTVディベートの話が有名です。

 1960年のアメリカにおけるTV普及率は87パーセント(4,580万世帯)もあり十分影響を与えうるものだと考えられます。
しかし、慎太郎は直にニクソンと会談して、実際にはケネディに選挙違反があり、ニクソンが勝利していたとの情報を入手する。
その証拠としてテレビがケネディの当選を報道したが、実際にケネディが勝利宣言をしたのが報道後8時間も後(ニクソンの敗北宣言後)だったことがあげられます。
 ちょっとこの辺はネットでは全然記事がないので、また後日に調べます。

 三島由紀夫と対談したときには両者とも男らしさとは自己犠牲である。と断言しております。
 そのエピソードとして沖縄がまだ日本に復帰前の話があります。
泥酔したアメリカ兵にある姉妹が強姦されそうになったところを沖縄の青年が助けようとしますが、逆にアメリカ兵に撃ち殺されてしまいます。
撃ったアメリカ兵はそのまま未遂で逃げていきました。
そしてその青年が死ぬ間際まで姉妹の無事を確認していたのでした。
その姉妹も数年後には嫁いでいきましたが、結婚前にはその青年の家までお礼を言いに来たそうです。
 男らしさは自己犠牲。その覚悟をもてる男になりたいです。

フィリピンのアキノ氏と共にマルコス独裁政権を打ち破る話も掲載。
熱いです。
石原慎太郎『暗殺の壁画』こちらに詳しいです。
【2004.10.12 Tuesday 23:11】 author : bookvader
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石原 良純 - 石原家の人びと (2001)



あの石原慎太郎の次男、いまや気象予報士である石原良純の書いた
石原家にまつわるエッセイです。

石原家の生活習慣が綴られています。
やはり慎太郎はあまり家に帰ることがなく、
あまり息子達とコミュニケーションを取れていないようです。
その中で「スパルタ教育」の本を出しているのがおもしろい。

しかし、慎太郎はあくまで慎太郎です。
40になる著者に向かって服のセンスが悪いと小言を言ってきます。
このようなプライベートな一面が様々なエピソードと共に紹介されています。

さらには石原裕次郎に関する話も多いです。
著者は裕次郎が病気のときしか記憶がなく、黄金期を見ることはなかったのですが、
その裕次郎と素に対面できる数少ない人でした。
しかしまあ、著者の大学祝いに裕次郎がスポーツカーをくれたという話にはびっくりです。
さすがスターのすることは違うな〜、と思います。

この本は著者よりも慎太郎、裕次郎の兄弟の魅力を逆に伝えてしまっています。
まあ読者が求めているのもそれなんですが。
あれだけ親の兄弟が凄いと著者は霞んでしまいます。
【2004.09.29 Wednesday 23:30】 author : bookvader
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