読書レビュー。週に1〜3冊は読書をしていて、ストーリーやら感想などを忘れないうちに書いておこう。
数十年後も続けていますように・・・(毎週火曜日更新予定ですが本を読み終わったら書き込みます)
 
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【2007.08.23 Thursday 】 author : スポンサードリンク
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藤原 正彦 - 国家の品格 (2005)
論理的思考の欠点。
自由、平等の絶対的矛盾。
情緒と形の大切さ。

この3点が見事に私の固定観念をぶっ飛ばしてくれました。
確かに、論理的思考だけでは、理詰めだけでは分かり合えない。
論理的に正しいことが全て正しいわけではないのだ。

人を殺していけないのは「駄目だから駄目」なのである。「以上終わり」

下手に意味などを求めるからいけないのである。

白虎隊の什の掟は初めて知った。

 1 年長者の言うことに 背いてはなりませぬ。
 2 年長者には お辞儀をしなければなりませぬ。
 3 虚言を言うことはなりませぬ
 4 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
 5 弱い者を いぢめてはなりませぬ。
 6 戸外で物を食べてはなりませぬ。
 7 戸外で婦人(おんな)と言葉を交えてはなりませぬ。

そして最後は「ならぬものは ならぬものです」
要するに「駄目なものは駄目」なのである。

でも1, 6, 7は私は反対!


「自由、平等、民主主義を疑う」という章は秀逸。
現代の欺瞞が白日の下にさらされます。
どこにも自由なんてないし、平等な世界などこの瞬間どこにもないし、
民主主義には欠陥だらけだということがわかる。

かといって他の共産主義やら社会主義を奨励するのではなく、情緒と形を持った真のエリートになるべしと説くのだ。

ちなみに真のエリートとは以下の二点が揃っていることだ。
1.文学・歴史・哲学・芸術等の何の役にも立たない教養を身につけて、庶民にはない大局観や総合判断力を持っている人間
2.いざとなれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概がある人間

著者の意見にはほぼ賛同できるが、全ては賛同できない。
しかしこの本に書いてあることは素晴らしい。
小学校で道徳を教えるくらいなら、この本を読ませた方が百倍マシということだ。

国家の品格
4106101416藤原 正彦

新潮社 2005-11
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【2006.01.13 Friday 00:26】 author : bookvader
| 自己啓発 | comments(10) | trackbacks(8) |
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【2007.08.23 Thursday 00:26】 author : スポンサードリンク
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この記事に関するコメント
TB恐縮です♪
「ならぬものは ならぬものです」って
理屈じゃ語れないことも昔は理解されたのだなぁ
と感じました。今ならすべて説明責任。
子供もせちがらくなりました( ^.^)
| 別冊編集人 | 2006/01/13 10:08 AM |
「ならぬものはならむ」って昔の人も理屈だけでは通じないとわかっていたのですよね。今の全てを説明しようとする姿勢がそもそも間違っているのでしょう。こんな子供を育てたくないですね。ちゃんとダメ!!って怒らないと。
| bookvader | 2006/01/13 1:36 PM |
この本が言っている論理は単なる過程、出発点が異なると結論が異なる、論理自体はその正しさを証明できないという点は、納得できますが、現代思想(フランス!)の中で出てきている特に目新しい点ではないです。だから、伝統も大事というのもいいでしょう、

 しかし、だからと言って、日本の価値観から日本の武士道が優越する、武士道で日本は孤高の国になれっていう結論部分は目茶苦茶です。

 僕は、自由、平等、民主主義、資本主義ってのは必ずしも絶対ではないとは思いますが、他のシステムや価値観よりはましです。日本は、もう江戸時代には戻れないし、日本は世界で通用している価値観の中でやっていかないと現在の繁栄や平和さえも維持できないことを考えるべきです。

 この本は、居酒屋で上司の悪口や自分の不遇をしゃべって管巻いてる程度の本だと思います。
| 腰 | 2006/01/28 4:53 PM |
まったく作者に同感です。
戦後、敗戦国として日本は米国から押し付けの民主主義をとりいれた。
そして、便利で豊かな生活を手に入れた、、、。すべては米国の思惑通りなんでしょう。「日本州」として実質には治めていかないといけないから、、、。
日本国民が武士道精神を持つということは即ち米国にとってもっとも“ヤッカイ”なことなんだと思う。
日本国民に賢くなってほしくないのである。
愚民政策をとっていると私は思う。
経済的に豊かにしていい思いをさせておけば文句でないし、米国にも不信感を持つことはない。ある程度国民を豊かにしておくとね。
日本人が金の亡者となりどんどん稼いでくれれば、、即ち米国もおいしいのである。「日本州」だから、、、。
世界で何かあればいつも日本が金を出す、、、。
お金という下品な麻薬漬けにさせられているのである。

| 二条 | 2006/03/22 12:54 AM |
私も、この本読んで、真のエリートについて考えてしまいました。理詰めでは解決できないことだらけである。って、本当にそうだなと思います。読んでよかったと思う一冊です。
| | 2006/03/23 11:56 PM |
久しぶりにいい評論文に出会いました。

今日の日本人に「大切なのは何ですか?」

と質問したら、「お金」と答える人が多いでしょう。

きっと自分もその一人でしょう。

しかし、それだけではいけないんだなぁと思わせる本でした。

筆者のとおりに自分は名作を読んで感動して、日本人古来の情緒を取り入れたいと思いました。
まず、その最初はこれで決まりです。
| | 2006/04/14 12:52 AM |
私もサムライ魂の復興に賛成です。
毛唐のまねばかりするのはうんざりだ。
奴等は非常に獰猛であり、平気で嘘を重ねる
人間というよりはケダモノに近い存在だ。
幕末および戦前において、かってどれだけ多くの先人方が
神国日本を守護するために偉大な死を
遂げたか忘れてはならない。
今偉大な祖国が、野蛮な毛唐どもにあらされ放題、
そしてシナ朝鮮の恫喝外交が続く現在、武士道復興を唱える藤原氏の本書が読者に我々に崇高な使命感を与える事は
間違いない。
| 尊王攘夷 | 2006/06/11 4:42 AM |
とても面白く、なるほどと納得できる内容でした。
些細なことですが、武士道を信奉する作者が「一生懸命」とは残念でした。武士は「一所懸命」ではないでしょうか?
現代では一生懸命が多く使われているようですが、国語の重要性を説く内容であっただけに残念です。
| 山村一仁 | 2006/07/27 1:20 AM |
はっきりいって、こんなひどい本がヒットしている状況にあきれ返ります。
筆者は冒頭で、ロジカルシンキングの危うさを解いています。その上で、ロジックを越えた真実があることを説きます。
ところが、その後はろくに事実を知りもしない諸々の事柄に、極めて主観的な論評を繰り返します。間違いだらけです。
結局のところ、無責任にいいたい放題いって、ではどうしたらよいのかといった事柄には抽象的な妄言を並べるだけです。
本書は、社会に対する自己アイデンティティのない、団塊の世代やその周辺のできの悪いおじさん達がマスターベーションに使う、エロ作文だと思います。
議論の価値がありません。
日本人としての自覚をもち、今後の日本のために何をしていくべきなのか、いくらなんでももう少し真面目に生きていくべきとおもいました。
| 左ではありません | 2006/08/21 3:44 AM |
民主主義は確かに不完全です。自由・博愛・平等は建前ですから。民主主義と3S政策はユダヤが作り出した政策であるのは有名です。民主主義と3S政策によって、民族主義を撲滅し、さらに愛国心や侍精神も崩壊させました。
ユダヤは凄い陰謀を世界に布くことに成功したと思います。

特に民主主義の良い点は、悪人を出さないところですが、逆に圧倒的な優れた指導者が権力を握って行使できない弱点も生まれます。また、良い政策であっても多数決と金によって政策が実行できない不具合が生まれます。
郵政民営化だって、民主主義制度によって、なかなか実現しませんでしたからね。
| なるなる | 2006/10/31 4:37 PM |
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